繁殖コーナー #8 アオリイカ編Part2

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皆さん、お疲れ様です。繁殖コーナー担当のタイユーです!

全国的に不安定な天気が続いております。先週に引き続き伊豆は降ったり止んだりを

繰り返しております。所々大変な時期ではありますが、気負いせずに頑張りたいと思います!

 

さて今回の主役はこちら!

 

 

アオリイカの卵(孵化直前)です!

こちらは5月末頃に紹介させていただいたアオリイカの卵が、無事発生が進んだものになります。

前回解説させていただきましたが、アオリイカの卵は6~13個の卵嚢(らんのう)と呼ばれる房で

連なっており、それを海藻や岩場に植え付けます。

ある研究によるとアオリイカにとって、水温が16~18℃の時産卵に適した環境となるため

春と秋の2回産卵期を迎えると考えられています。

上記に記させていただきましたが、卵は海藻や岩場に植え付けられ

大きさ1㎝弱の赤ちゃんが生まれてきます。

生まれた赤ちゃんは小さいエビなどを食べ大きくなり、4,5か月にもなると8~20㎝もの

大きさに成長し、小さな群れを作って沖合にでていきます。

その後産卵期になると沿岸に戻り、ペアを作って卵を産みます。

 

今回会社にて管理している卵はずっと15℃の水槽で管理していたので、

無事生まれた際には様子をうかがいながら育てられればと思います!