皆さん、お疲れ様です!繁殖コーナー担当のタイユーです!
本日は暑く、ようやく夏らしい伊豆になった1日でした。
これから観光などでいらっしゃる皆さんには、コロナはもちろん、熱中症対策もしっかりとして伊豆を楽しんでいただければと思います。
さて、今回の主役はこちら!
アオリイカの幼生です!
先々週に紹介させていただいたアオリイカの卵が無事孵化しました。
大きさはちょうど1cmの個体が20匹ほど生まれました。
前回話させていただいた中で、生まれた時から小さいエビや魚を捕食します。
イカだけではないですが、飼育下にて生まれたばかりの幼生には
イサザアミと呼ばれるエビを餌とします。
イサザアミは淡水性のエビですが、管理がしやすく生物たちの食いつきも
非常に良いため、水族館やショップからも注文がある活餌です。
大学生時代にイカの養殖実験を手伝う際にも使いましたが、
イカ幼生が1度に食べられる量は決まっているも関わらず
空腹になるスピードが速いため、1日に何回も分けて与えていました。
また餌を与える際には明るさが非常に関係しているという研究がされており、
摂餌量が多くなるタイミングが昼頃の一番明るいときであることが
判明しております。
現在幼生を管理している部屋が常に暗い状態であるため、
餌を与える際には明るさの調整などをして、
頑張って育てていければと思います。