静岡、梅雨明けしましたね!
今年も暑くなりそうです、海・海に行きましょう~・魚と遊びましょう!
今週末から深海教室も始まります。どんな教室、どんなお話が聞けるのかスタッフも楽しみで~す!
想定外は事故のもと
新しくオープンした水族館への魚類輸送の際での出来事ですが、魚をトラックの水槽から取り上げる時に驚くことがありました。トラックへ積み込む時は施設の水槽からスムーズに取り上げたのですが、おろし作業でトラック水槽内へ胴長を履いて入りカゴザルでゆっくり追いこみました。ここまでは順調でしたが、両手のカゴをゆっくり合わせて完全に納めようとした瞬間、魚がロケットのように水中から飛び出し一メートルのジャンプ⁈
これまで色々な魚を取り上げてきましたが、助走なし・飛び出す素振りなくジャンプした魚は30年の経験の中で2種類目です。以前にも書いたことがあるサクラダイの飛び出しは跳ねるような暴れ方で、ロケットジャンプされたのは80㎝サイズのタマカイ・ジャイアントグルーパー以来でした。今回飛び出した魚の名前は・・勿体ないのでふせておきます⁈
というのも、サクラダイ・タマカイは何度も経験しているので偶然では無く、性質的なものだと思っていますが、今回の魚は初めて積んで一回だけのことなので自分のミスかもしれませんので・・.
シイラの子供です。豪快に飛び出す大人になるんだぞ~!
慣れは事故につながる
ブルーコーナーには毎週各地から様々な種類の魚がやってきます。水族館やペットショップで人気がありコンスタントに入荷するクマノミやスズメダイの仲間や、1年に一度しか入ってこないようなウケグチノホソミオナガノオキナハギまで形も色も様々な魚を扱っています。
毎週やってくる魚であれば、扱い方・水槽内への搬入・水槽からの取り上げ・箱詰めする際のビニール袋の適正な大きさ・ビニール袋に入れる海水と酸素の割合などは熟知しているので問題なくお客様のもとへ届けることが出来るのですが、入荷の少ない種類の魚に対しては出来る限りの情報を入れたうえで水槽を準備しながらドキドキワクワクしています。
生き物の取り扱いは製品と違って、生き物の個体差(サイズ・場所・捕獲された時期・捕獲方法etc)が必ずあるので,何度も経験を積むことでしかつかめないものがあるのも事実ですし、先輩方・経験者と情報を共有することも重要です。新しい発見があったりする楽しさと失敗は許されないプレッシャーが交錯します。
よく世間で言われる、知らないとは恐ろしいもの、ビギナーズラックというものがあって、あれこれ悩んだり準備していたことが全くもって必要なかったなんてことがあるのですが、結果を冷静に判断していかないと足元は簡単に救われますね。
たとえ慣れ親しんだ魚種であっても油断は禁物です。
同じように見えても違うということ
慣れ親しんだ道、数えきれないほど走ってきた道であったとしても自分のためだけにある専用道路ではないので、混み具合や車の流れも時間帯や天候によって左右されます。よくよく考えてみると同じ状況になるということは無いと言えますね。
同じ状況というものを細かく分析すると以下の条件になるでしょうか?
毎回
車を動かし始める時間・エンジンをかけアクセルを踏み車が走り出す時間
毎回
自車の前後を走行する車の運転手が同じであり、精神的にも肉体的にも一定であること
毎回
自車のスピード・前後の車間距離が同じであること
毎回
天候(気温・湿度・風の有無)路面の状態が同じであること
以上の条件にもっとも近いのは屋根のある走行試験施設となるでしょうか?
自分の力ではコントロール出来ないものばかりであり、その状況の中に車を走らせるので、できることといえば自分の健康維持と精神の安定を図るということ、せめて自分だけは同じでありたいという気持ちだけになってしまいます。自分が慣れている道というのは単純に道・道路そのものであり、毎回状況が違うということを再認識した方が良いのかもしれません。
安全への第一歩は自分を知ること。自分の健康状態・精神状態をしっかり把握する。
よく言われていることですが、規則正しい生活を送るということが何をおいても一番大事であり、正確な判断・行動をするための必須条件ですね。
気を付けて行ってらっしゃい、という送り出しの言葉を受けるには、自分が健康であるということで答えなければいけません。
*想定外から連想されるプロレスの出来事と言えば、EVILがロス・インゴベルナブレスを裏切った上に、ディック東郷を連れてきたことですね!
内藤からベルトを奪い、ヒロムの挑戦を退け、これからどういう展開になるのか楽しみです!
escrito por acuario pez portador