皆さん、お疲れ様です。繁殖コーナー担当のタイユーです!
8月も終わりになりますが、今回は昨日行った「真夏の深海教室2020」にて
佐藤孝子先生による環境問題にからめてお話ししたいと思います。
海洋のごみ問題に対して最前線で調査活動をされておられる佐藤先生の話にも
出ましたが、プラスチック製のごみは古いものほど分解されにくく、
自然に残り続けてしまうそうです。
会社裏の海にもよく写真のように流れてきますので、合間の時間には
回収をして処理をしています。
なかなか得体の知れないゴミを拾うことに抵抗がある方も多いかと思いますが、
そんな中で面白い発見もあります。
ある日ゴミすくいをしているところビニール製の切れ端に
甲殻類のゾエアがついていました。
興味本位で育てたところ…
ガザミの幼生に成長しました!
後々注意深く観察するとゴミには多くの甲殻類のゾエアがついており、
これを集める楽しみを見出すことができました。
生き物好きの皆様もただゴミを拾うだけでなく、幼生を見つけるなど
他の目的も踏まえながら行うと楽しいかと思います。
そして海だけではなく自然にゴミを落とさぬよう、
「ゴミはゴミ箱に」を心がけていただければと思います<(_ _)>