皆さん、イソギンチャクに刺されたことありますか?
様々な海の生体を扱っているブルーコーナーですが、もちろんイソギンチャクも扱っております。
種類も様々です。
色も形も個性があって、美しいですよね~
クマノミ類との共存により、一層美しさを増しますね。
でも、種類によっては強い毒があります。これがやっかいですね、、、
以前、ハタゴイソギンチャクに刺されたことをちらっと書かせて頂きました。
見ていないって方は、こちらの記事をどうぞ→キセジョのこぼればなしー生体防御・ワクチン編Vol.1ー
このハタゴイソギンチャクも大変美しいのですが、毒性も大変強く、
特に私は刺胞毒に対し敏感に反応してしまうのです。
この職業で、この体質は困りものです。
そこで、本日はハタゴイソギンチャクに刺された箇所の経過観察をお見せします!!
刺された直後(1日目)
出荷の為、取り上げようとしたハタゴイソギンチャクに別れの挨拶を頂きました。
「あ、刺さった、、、」ってわかりました。
2日目
患部が腫れてきました。
痛いの痒いので夜も眠れませんでした。
3日目
水膨れのようになり、ぐじゅぐじゅです。
病院に行ったら先生に「皮膚が壊死してる」と言われました。壊死って、、怖い、、、
夜には指先から肘まで痺れて動かしずらくなりました。
4日目
病院でもらった薬が効いているのか、少しは落ち着いてきたかなっと。
ちなみにこの時、塗り薬1種類、飲み薬3種類を使っていました。
ただ、触れたり、力を入れると痛い!!
5日目
痛みより痒みが強くなってきました。
でも、ちょっとずつ見た目はよくなってきたかな。
6日目
2回目の病院。
先生にもだいぶ良くなってきたと言われました!!
塗り薬1種類、飲み薬1種類に変更
通院も終わりました。
7日目
塗り薬塗るとベタベタします。
そこに髪の毛やホコリなどが付くと取れなくて刺激になり無性に痒い。
一生懸命息を吹きかけて、付着物を飛ばしてました。全然飛びませんが、、
1ヶ月
すみません。写真撮り忘れました。
痛みも痒みもほとんどなくなりました!!
ただ、一番ひどい部分は時折痒くなります。
本日(1ヶ月と19日)
すごく綺麗になったと思いませんか?
生活にも支障はなく、快適生活を送っております。
どうやら、ハタゴイソギンチャクの仲間の毒は、
細胞内に存在するナトリウムイオンの出入りを調節する孔に異常を引き起こす作用があるそうで、
それによっての痺れかと。
刺された痕が完全に消えるには、まだまだ時間がかかりそうです。
そもそも完全に消えてくれるのか、、残ってしまうのは少し嫌ですね、、、
皆様もイソギンチャクを扱う際は、十分お気をつけて下さい。
以上、手首に斑点を持ったキセジョでした。