キセジョのこぼればなしVol.21ー寄生虫編ー

キセジョのこぼればなし, ブルーコーナーマガジン 

 

 

皆さん、お知らせ欄の最新記事をご覧になって頂けたでしょうか。
まだご覧になっていない方はこちらから→オンライン講座配信のお知らせ(深海教室2020~海の底から見上げる世界~)


この度、テレビ静岡様にご縁を頂きまして、有料ライブ配信イベントを開催することとなりました。
弊社代表の石垣が海のスペシャリストと語る90分となっております。
今回は、真夏の深海教室2020にもご登壇して頂いた、
鈴木香里武先生、平坂寛先生、三宅裕志先生の3名の先生方をお呼びしております。

お申し込みは、こちらの特設サイトからお願いします→テレしず LIVE STORE

 

 

 


さて鈴木香里武先生を見習って、稚魚・幼魚にも力を入れ始めたブルーコーナーですが、
この前やってきた幼魚を見てみると、ちょっと違和感が、、、

 

 

お気づきでしょうか?
トウゴロウイワシのお腹がぽっこりとしていますね。
もちろん、エサの食べ過ぎで肥満気味になってしまったわけではございません。
よーく見てみてください。

 

 

 

そうです!!
このぽっこりした部分、寄生虫が付いているのです!!
ウオノエ類ウオノコバンの仲間あたりかなと思います。

 

魚の口の中に寄生することが有名なウオノエ類ですが、体表に寄生する種類もいます。
これらの種類は体表に寄生し、体液をエサにしています。
お腹がいっぱいになると自然と離れ、一時寄生生活をやめる種類もいるそうです。

 

かなり鋭いかぎののような脚を、お魚の体に筋肉に食い込ませガッチリとくっついています。
その為、無理に取ろうとするとお魚の傷口の大きなダメージを与えてしまうので、
このウオノエ類はそのままにし、観察を続けようと思います。
どうやら、ウオノコバンの仲間であるイワシノコバンに寄生されたであろうマイワシの傷口が治りかけていたそうなので、
深刻な問題ではないのかなと。
ただ体液を吸われている訳ですので、痩せないように注意が必要ですね。