皆さん、お疲れ様です。繁殖コーナー担当のタイユーです!
ここ最近一般のお客様から生体購入のご連絡,ご来店が増え、販売情報を更新している身として非常に
嬉しく思っています。誠にありがとうございます<(_ _)>
これからも更新していきますので、まだご覧になれたことのない方はぜひ見ていただいて
ブルーコーナーの特色を知っていただければと思います。
では、今回の主役はこちら!
こちらはウリクラゲになります!
ウリクラゲは南日本の表層にて通年見ることができるクラゲです。最大20cmになると言われています。
(クラゲ)と名前に入っているウリクラゲですが、ミズクラゲのように刺胞毒を持っている「刺胞動物」とは異なり、
刺胞毒を持っていない「有節動物」の仲間となっております。
その代わりではありませんが体には櫛板といわれる繊毛があり、遊泳のために役立てていると考えられています。
ウリクラゲは「クラゲを食べるクラゲ」としても有名で、以前繁殖コーナーでも紹介したカブトクラゲなどを餌としています。
そんなウリクラゲですが食用の価値はないものの、観賞用としての価値が非常に高いクラゲとなっております。
その理由として出没する頻度と繁殖の難しさが関係していると考えられています。
まず出没する頻度に関して、今までの経験上餌となるカブトクラゲなどが現れた時に一緒に見かけることがある程度で、
頻繁に見ることはできていません。
そのためウリクラゲを探す前に餌となるクラゲをしっかりと見つけることが発見の糸口になるかと思います。
繁殖に関しましては今年4月に長野県の海きららさんが3年かけて成功したことが発表され全国ニュースになりました。
ニュースの記事には水流や餌に関して記されていましたが、最後に餌となるツノクラゲなどの繁殖に挑みたいとあり
餌の確保においてもウリクラゲの繁殖の難しさが伝わる内容となっておりました。
弊社ではウリクラゲを見つけた際に、餌用としてカブトクラゲを確保し与えているため、
まずは餌となるクラゲを安定して繁殖させることから始めていけたらと思っております。