皆さん、お疲れ様です。繁殖コーナー担当のタイユーです!
先日は「真夏の深海教室」オンライン版にて北里大学の三宅裕志先生の回を拝見させていただきました。
様々な深海生物の飼育方法など学ばせていただくことばかりで、非常に勉強になりました。
その中でクラゲの飼育に関するお話もありましたが、下の写真のような水槽がなければ
クラゲは飼えないと思われている方もいらっしゃるかと思います。
こちらはクライゼル水槽といい、クラゲを飼育するにあたって最適の水槽となっております。
クラゲを飼育する上で水流は必須のものになりますので、円形を利用し水を噴出し続けることで
水流を安定して生み出し続けることができます。
ここ最近のクラゲブームでクライゼル水槽を買える場所も増えていますが、
「クラゲを飼うために水槽を買いなおすのはなぁ」と悩まれてる方もいらっしゃるかと思います。
そこでクライゼル水槽を使わない方法を1つ紹介したいと思います。
まず1つは正方形の水槽での飼い方です。この水槽は奥側に排水パイプがあるため、
何もせずに飼っているとクラゲが排水パイプに吸われ死んでしまいます。
そこでクラゲが通らないほどの穴があいたプラスチック板を排水パイプ前に設置することで、
クラゲが流れていかないようにします。
さらにプラスチック板で仕切った後、クラゲを飼育する側に出水パイプを伸ばします。
これにより仕切った中で水流を発生され、プラスチック板を抜ける危険性を防いでいます。
加工するための道具や技術は必要となりますが、空いている水槽1つあればクライゼル水槽買わずとも
クラゲをご家庭で楽しむことができます。
少しの工夫であらゆる生き物を飼うチャンスは掴めますので、皆様もさまざまな飼育方法を
考案していただければと思います。
そして飼育する喜びや楽しみを味わっていただければと思います<(_ _)>