キセジョのこぼればなしVol.29

キセジョのこぼればなし, ブルーコーナーマガジン 

深海のスーパースター?と言えば、ダイオウグソクムシですかね!!
残念なことにダイオウグソクムシは日本には生息していませんが、
ちょっと小さいオオグソクムシは日本に生息しております。

 

 

そんなダイオウグソクムシやオオグソクムシですが、
以前投稿しました『ウオノエ類』に似ていませんか?

比べてみるとこのような感じです、、、
左がオオグソクムシ、右がウオノエ類です。

 

 

 

どちらも、節足動物門軟甲門等脚目に分類され、
そこからダイオウグソクムシ・オオグソクムシはスナホリ科
ウオノエ類はウオノエ科に分かれます。

 

では、この2つどこが違うのでしょうか?

まずは、生活様式です。
ダイオウグソクムシ・オオグソクムシは自由生活性。
他の生物に寄生せずに、単独で生存できます。

一方ウオノエ類は寄生性。
他の生物に寄生し生存します。

これは、言葉通りですね。

 

次に体のつくりです。

すみません。ウオノエ類の腹側の写真を持ち合わせていなかったため、
オオグソクムシの写真のみで失礼します

 

ダイオウグソクムシ・オオグソクムシは、①歩くために長い脚を持っています。
また、②泳ぐのに適した尾̪肢があります。

一方ウオノエ類は、宿主を掴むための脚の持ち、
泳ぐ必要がないため尾肢は退化しています。

似ているそうで、各々自分の生活様式に合わせて適した体のつくりをしていますね。

 

以上、似ているようで似ていない生体でした。