ウィークリー水族館ウォッチ 第31話

ブルーコーナーマガジン, 水族館ウォッチ 

ハタハタの日 12月6日

ハタハタの漁場で有名な秋田県男鹿市ではこの日をハタハタの日として制定しております!

ハタハタ漁の初漁の日にあたり,漁獲量が多いためです。

そんなめでたい日にちなんだイベントが地元の男鹿水族館さんで催されます。

それはハタハタの人工授精体験&稚魚放流体験です!!

普通,人工授精なんて経験できるものじゃないですよ?

12/12(土)・13(日)の2日間で人工授精体験を行います。

そしてそこで授精した卵を育てて孵化させ…

翌年3月中旬以降に稚魚放流体験が実施いたします。

人工授精から放流までを体験できる大変貴重なイベントになります。

 

参加費は必要で,参加人数にも制限がありますので詳しくは下部URLよりご参照ください✋

http://www.gao-aqua.jp/event/detail.html?id=469&fbclid=IwAR1DboKJq1Bl4OUyIvHUKej5jZ3KNSWBsKSxFmI75cyfb-3yXbYXVVcHBn4

≪男鹿水族館さんでこれができるから意味がある≫

というのも秋田県では昭和38年~50年までの13年間は連続して1万トン以上の漁獲量があったにもかかわらず,平成3年のハタハタ漁獲量は70トンと過去最低を記録しました。

資源の減少に危機感のあった(国や県)漁業者達は資源の回復を願い,平成4年9月から3年間の全面禁漁を実施しました。

解禁後は県独自の漁獲可能量制の導入など徹底した管理を行ったことで,平成20年には2,938トンまで回復した歴史があるからです。

今でも最盛期ほどの回復量ではありませんがあの時の,一世一代の覚悟を決めていなければ今日の食卓に美味しいハタハタは上がっていなかったかもしれません。

 
これ以外にもハタハタイベントが用意されているようですので併せてチェックしてみてください。