皆さん、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します<(_ _)>
繁殖コーナー担当のタイユーです!
挨拶が10日も遅れてしまいましたが、さっそく本題に入りたいと思います。
さて、本日の主役はこちら!
こちらはアカザエビになります!
アカザエビは水深200~400mの砂泥域に生息するエビです。
写真の個体もですが体長だけで20cm弱にもなる大型種です。
駿河湾では深海底引き網漁にて捕獲され、高級食材として重要な水産資源となっております。
近年ではキロ1万以上になるほど貴重な生体かつ、漁獲量も減っています。
食用としての価値が高く観賞用として回らないため、水族館や研究からも
多くの要望を受けるほど人気の種となっております。
そんなアカザエビですが、近年少しづつ研究が進められています。
しかし深海生物であるアカザエビの生態に謎が多いこと、深海生物を飼育する
機材や維持費の費用から研究をする方が少ないことが現状です。
水槽内での孵化は成功確率をあげられていますが、幼生の生残率をあげることが
非常に難しい課題となっております。
水温を下げることで成体への負担や脱卵を防ぐことが可能なことが判明しておりますので、
卵や幼生に対する研究が進むことで大きく進歩できます。
できることは少ないように思いますが、弊社も研究機関と協力し
少ない資源の回復に尽力できるよう今後とも経過観察していければと思います。