先日、カブトヤドカリに餌をあげていた時、こんな光景に出会いました。
(急いで撮影した為、ブレブレの写真でですみません、、、)
“カブトヤドカリ” と “カブトヤドカリに付いているイソギンチャク” が、餌の取り合いをしていました!!
両者譲らず、激しい戦いをしていました。
ヤドカリの中には、カブトヤドカリのように殻にイソギンチャクを付けている種類が何種類かいます。
でも、これはイソギンチャクがヤドカリに寄生しているのではなく、
ヤドカリとイソギンチャクは共生しているのです。
片方が得をして、他方が損をする関係を『寄生』
両方が得をする関係を『相利共生』
片方が得をし、他方はさして影響がない関係を『片利共生』
と言います。
カブトヤドカリはイソギンチャクに守ってもらい、
イソギンチャクは餌のおこぼれをもらったり、移動手段として、
お互いに得をしていますので、この2種は『相利共生』の関係になります。
ヤドカリは、成長に合わせて殻を交換しないといけないのは有名ではありますが、
イソギンチャクを付けているヤドカリは、殻の交換の際に新しい殻にイソギンチャクもちゃんと移すようです。
ヤドカリが脚で一定間隔の刺激を与えると、イソギンチャクは接着部分を緩め、
ヤドカリによって新しいからに移してもらうそうです。
そんな面白い報告があったなんて、驚きました!!
ちなみに餌の取り合いの結果ですが、カブトヤドカリが途中で諦めてしまい
イソギンチャクが召し上がっていました。