皆さん、お疲れ様です。繁殖コーナー担当のタイユーです!
今回もイカの仲間であるこちらの紹介を致します。
こちらはコブシメの卵になります!
コブシメは前回ご紹介したミナミハナイカと同様コウイカの仲間です。
コウイカの中で最大級の大きさを誇っており、多くのコウイカが3㎏程に対し12㎏にもなる大型種です。
国内では九州南部から沖縄にかけて生息しており、主に浅場のサンゴ礁を住処にしています。
変わった名前をしておりますが、由来は沖縄でとても大きく多くの墨を吐くイカ、「クブシミ」からきていると考えられています。
そんなコブシメですが高級食材として人気であり多くの釣り人が狙うそうですが、冬の産卵期中は味が落ちるそうです。
観賞用としては水族館ではたまに見ることができますが、大きくなる点から一般家庭で飼育は難しいかもしれません。
コブシメの繁殖についてですが、水族館では美ら海水族館さんや鳥羽水族館さんが成功しています。
しかし食用として大量に繁殖させる研究などはあまり行われていません。
年々食用の対象となる魚種はあらゆる原因で減少しているため、水産資源として取り扱う種は積極的繁殖に取り組み私もその手助けになれるよう昇進したいと思います。