皆さん、お疲れ様です。繁殖コーナー担当のタイユーです!
今回も以前ご紹介した繁殖生体の続報をお送りしたいと思います!
では、本日の主役はこちら!
こちらはアカザエビ幼生になります。
以前1月中頃にお話させていただいたアカザエビの抱卵個体から生まれました。
親アカザエビ自体は10月半ばに入荷した個体になりますので、約4ヵ月の時間がかかりました。
卵は捕獲当初緑色でしたが1,2週間程前から白色に変化し、卵の中では少しずつ眼などが形成されていきました。
今回自分自身はアカザエビの養殖研究が初めてとなり、孵化するまでに難しい問題にあたりました。
それは孵化した幼生が次々と変死してしまう問題です。
過去弊社ではアカザエビの孵化経験があり話を聞いていましたが、今回のようにまばらに生まれ死んでしまう件は初めてで非常に苦しめられました。
そこで過去に静岡県水産試場にて岡本先生の記録にある海洋深層水を使用しました。
急な水質変化は怖かったですが、無事生きて幼生たちを返すことに成功しました。
まだまだ始まったばかりですが、生まれたての子達をしっかりと成体にできるよう観察を続けていきたいです。