皆さん、お疲れ様です。繁殖コーナー担当のタイユーです!
本日は以前紹介しました卵の経過を報告させていただきます。
では今回の主役はこちら!
こちらはコブシメの卵になります!
ちなみに約1ヶ月前にご紹介した卵の様子がこちらになります。
すべての卵ではありませんが、しっかりと中で体を形成しているものがでています。
卵は産卵から70~80日で孵化すると言われており、順調であればもうすぐ生まれます。
2~3cmの卵から1cm程の赤ちゃんが生まれて、生まれた時から小魚や小さい甲殻類など親と同じような餌を食べて成長します。
コブシメ最大1mまで成長する大型のハナイカですが、寿命は1年と言われています。
またハナイカの多くは水深の深い場所で生息しており、産卵の時期のみ浅瀬にあがってくる種類が多いです。
そのため国内外で捕獲されるハナイカは産卵時に浅瀬にあがってきた個体が多く、飼育中に水槽内で卵を産んだケースは水族館以外でも多く聞きます。
以前も取り上げましたが水族館での繁殖実績はあるものの、企業や研究機関が食用として流通させるための繁殖は行われておりません。産卵時を狙われる生体は産む前に捕獲されれば子孫を残せず自然界での数が確実に減ります。素敵なお客様にもらわれることが1番ですが、赤ちゃんが生まれた際には産卵ができるようになるまで大きくできるよう頑張りたいです。