今朝の沼津ですが、夜中続いた穏やかな天気が一転し、海面に風波がたってきました。
大陸からの黄砂もやってくるのでしょうか、春の風が強い伊豆であります。
今週のブルーコーナー輸送部ですが、海外への生体発送が3件、海外からの生体輸入が2件
海洋深層水の配達が2件、生体輸送が2件と各担当者とスケジュール調整の真っ最中です。
車両の定期点検が2台入っていたりもして、少し混乱気味な50代のロートルヘッドです・・・
ウナギの嗅覚
先日テレビでオオウナギの特集をしていました。
水中で生活しているはずのオオウナギですが、川から岸に這い上がって餌を食べる!
水中から陸上にいる獲物をどうやって捕捉し、見つけるのだろうか?
視力?はそんなにいいとは思えないし水の中から陸にいる生物の出す物音・小さなカニの出す音が大きいとは思えないので
何を頼りに獲物を捕らえているのだろうと?
答えは嗅覚が発達しているということ。陸にいる獲物の匂いを水中から感じ取れるおそろしい嗅覚の持ち主。
川から海に下り、マリアナ海溝近くで産卵し孵化した赤ちゃんが、匂いを頼りに川へやってくるのですから
当然と言えば当然ですかね。
キンメダイの匂い・シュモクザメの匂い
色々な魚を輸送していて最初に感じることも匂いです。海からトラックの水槽へ積み込む時は感じないのですが
2時間くらいの輸送時間であったとしても、蓋を開けた瞬間に感じられるものは匂いです。
それも積んだ魚の状態によって違います。
人でも胃の悪い人は独特の息を感じられるように、魚も状態(輸送前の状態を含む)によって同じ魚でも匂いが違います。
輸送中に死んでしまった魚がいるとアンモニア臭がするのは当然なのですが、綺麗に状態良く泳いでいたとしても
その魚独特の匂いがあり、運んだ水の匂いの見分けがつく人は活魚トラッカーには多いはずです。
なので、魚を落ち着かせるためには積み込む順番を変えているベテランドライバーもいるようです。
ブルーコーナーでは食用魚を積むことは無いので、シマアジ・カンパチ・ブリの違いが判りませんが
キンメダイ・シュモクザメ・フトツノザメ・タカアシガニの匂いは嗅ぎ分けられます⁈
最近ではいろいろな展示方法があるようですが、水族館でも展示水槽の前に実際の魚の匂いだけを封じ込めた瓶を置き
真っ暗な中で、水槽を見る前に嗅いでもらうというのも面白そうですね。
けっして猫の匂いはしないネコザメ
トラックの運転中も匂いは重要です。
道路の状況・周囲の車両・エンジンの調子など、視覚・聴覚・嗅覚を駆使して
安全運転ですね。
ブルーコーナーは一般のお客様への生体販売から、全国の水族館・世界の水族館まで
水槽へ展示する生体・お魚の輸送をお手伝いしております。
大型魚類や深海生物、伊豆の名物キンメダイ・サクラダイ
イワシ・サメ・タカアシガニなどの生体輸送・海洋深層水輸送を
最新鋭の活魚トラックで!行っております。
海に関することなら、小さなエビから大きなカニまでお気軽にご相談ください
escrito por acuario pez portador