ウィークリー水族館ウォッチ 第55話

ブルーコーナーマガジン, 水族館ウォッチ 

新種の深海魚 初展示【アクアマリンふくしま】

またまたアクアマリンふくしまさんネタになりますが,新種の深海生体を展示開始したとのことです!

2020年7月に新種として発表されたばかりのモユククサウオです。

 

この仲間は深海の水圧に耐えれるように体がぶよぶよしているのが特徴ですが,逆に捕獲して展示しようとなると体がデリケートなため非常に難易度が上がります。

しかも刺し網漁で採集しているとHPにも記載がありましたが,かなり体が綺麗な個体です!

 

名前のモユクとはアイヌ語でタヌキを意味しています。

モユククサウオはクサウオの仲間にとって特徴的なお腹の吸盤が痕跡程度にしかなく,どこかにくっつくことができないため,深海をゆらゆらと漂って生活をしてると考えられています。

その姿が夜行性で餌を探すタヌキと似ているから命名されたようです。

 

新種を見つけた時の名前って未来永劫残るので名付け親の人は大変ですね。

以前は標本展示のみだったようですが,今は生きた状態で出会えるようですよ!!