皆さん、お疲れ様です。繫殖コーナー担当のタイユーです!
今回もやってみたいシリーズいきたいと思います。
今回の主役はこちら!
こちらはサギフエになります!
サギフエは水深15~600mの砂泥域に群れを形成して生息しています。
昼間は深場ですごし、夜は餌の多い浅場に移動するという日周鉛直移動をしています。
名の由来は鳥のサギのクチバシに似た口と、のどを意味する「フエ」が合わさりその名になったと言われています。
成魚はきれいな朱色の体色をしていますが、幼魚はきれいな銀色の体色をしています。
独特なフォルムと縦泳ぎする面白さから国内外の水族館から人気のある本種ですが非常に美味しい魚でもあり、私も過去に焼き魚と素揚げでおいしく食べたことがあります。
ただ食用として流通することはほとんどないため、機械のある方は是非食べてほしい魚です。
そんなサギフエですが深海底引き網漁にて捕獲できるものの捕獲できる量が不安定なため、水族館など常に複数匹でほしいお客様に安定して供給するには時間がかかる種となっております。
産卵期や条件など不明な点が多い魚ですが非常に頑丈で長期飼育は可能となっておりますので、水槽内での繫殖を成功させ安定した供給と幼魚期のきれいな銀色姿を見てもらえるよう観察していきたいと思います。