毎週金曜日は「さかな?FRIDAY」と題しまして
ブルーコーナースタッフによるイチオシ生体や会社での出来事などなど様々な情報をお届けいたします。
今日は猛毒でお馴染みの危険生物が久々にやって来ましたので、早速ご紹介です。
危険生物と言ってしまうと、人間の敵のようなイメージを持たれるかもしれません…
しかし、生き物としては非常に魅力的!むしろ見ていて非常に面白い生物でもあるんですよ♪
オニダルマオコゼ(Synanceia verrucosa)
日本では沖縄等の南方に分布しています。
マリンスポーツや海水浴をされる方なら必ず聞いたことがあるお魚ではないでしょうか?
背ビレには太く硬いトゲがあり、誤って踏みつける等して被害にあうケースが多いようです。
その毒の症状は様々あるようですが、最悪は死に至るほどの猛毒となります。
↑画像は正面顔になりますが、もう岩でしかありませんね~
水槽に何も敷いていないのでわかりますが、これが海底にいるとなると恐らくわからないでしょう。
↑横から見てみると…ギリギリ魚であるのがお分かりいただけるかと(結局ほぼ岩にしか見えませんよね?)
尾ビレを横に畳んで丸くなっているため魚感が薄いのかもしれませんね。
とはいえ、海で遭遇したら動かない限りわからないでしょう?
最大で40㎝にも達するオニダルマオコゼ、今回入荷した個体は20~25㎝程。
しばらくはブルーコーナーにいることになるかと思いますので、水槽管理の際には十分気を付けたいと思います!
とはいえ、飼育すると意外に面白いお魚でもあります。
特に待ち伏せて餌をとらえる生物に共通するのが、目にもとまらぬ速さのお食事シーンです♪
餌やりにかかる時間と言えば「1秒」程でしょうか!?とにかく一瞬です!!笑
更にはオニダルマオコゼは高級食材でもあるそうなんです!
確かにこんな丸々としたフォルムで40㎝にも達したら食べがいがありそうですよね~
冒頭でも書いたように、ひとくくりに危険生物というと嫌われ者のようですが、それはあくまでも一方的なイメージ。
背ビレの毒に気を付けさえすれば、鑑賞用としても食用としても大変魅力的なお魚となっております!
今日はそんなオニダルマオコゼのご紹介でした。