皆さん、お疲れ様です。繫殖コーナー担当のタイユーです!
今回たまたまですが産まれた子がいますのでご紹介したいと思います。
こちらはホシザメの赤ちゃんになります。
ホシザメは水深30~600m付近の砂泥地に生息しており、背中に星のような白い斑点が特徴です。
最大で1.5m程にまで成長すると言われており主に甲殻類を好んで食べています。
深海にも生息していることから、「深海ザメ」として水族館はもちろん、一般の方からも観賞魚として人気が高いです。
またサメ業界でトップクラスの味を誇っており、一部地域では流通しているほど食用として価値があります。
そんなホシザメの赤ちゃんですが飼育下で産まれたのではなく、漁で採れてしまった親ホシザメが勢いで産んでしまった子達になります。
近年ホシザメがあまり漁で入らなかった点から繁殖のために色々調べた結果、オスとメスに差はありますがおおよそ4,5年で成熟するということがわかりました。また卵胎生で妊娠期間が10~12ヵ月ということも判明しております。
最低でも6年はかかりそうな問題ですが、飼育下での成長速度などを含め経過観察していければと思います。