繫殖コーナー #47 トビウオ編

繁殖コーナー 

皆さん、お疲れ様です。繫殖コーナー担当のタイユーです!

今回は採集した生体ですが気になったので書いていこうと思います。

 

 

こちらはトビウオの稚魚になります!

トビウオは種類によりますが北海道から沖縄県の幅広い海域に生息しています。

トビウオの仲間は日本近海で約30種以上も見つかっており、世界中では50種以上と言われています。

最大の特徴である翼のようなヒレは写真のような稚魚のころからあり、成魚になるとそのヒレを広げ空中を滑空できるようになります。

種類によって違いますが近海では春から秋にかけて旬があり、各地域で漁獲され食用として流通しております。

観賞魚としてですがほぼ流通しておらず、水族館でもなかなか展示されないレア生体となっております。

そんなトビウオの繁殖ですが、鴨川シーワールドさんにて人工授精による孵化が成功しております。

孵化したトビウオの今後はわかりませんが体が傷つきやすく神経質なため長期飼育は難しいとのことです。

現在弊社で管理しているトビウオは冷凍餌にも慣れ元気ではありますが、上記のことも含め慎重に見守ってゆき、ゆくゆくは成魚まで成長した親同士で産卵できるところまで見守れればと思います。