皆さん、お疲れ様です。繫殖コーナー担当のタイユーです!
本日も気になる生体を題材にしたいと思います。
こちらはネオンテンジクダイです。
ネオンテンジクダイは奄美大島以南やフィリピン、西部太平洋などのサンゴ礁域や岩礁域に群れを形成して生息しています。
半透明の体に黒と黄色のラインがあり、尾の付け根には赤い点があることが特徴です。
最大で4cm程までしか成長しないため、観賞魚業界では複数で飼育し群れて泳ぐ姿を楽しむ方が多くいます。
弊社で初めて本種をみたお客様からはメダカやグッピーなどの淡水魚に間違われる方もいらっしゃいましたが、過去にご紹介したプテラポゴン・カウデルニィと同じテンジクダイの仲間です。
テンジクダイの仲間はオスが口の中で卵を管理し孵化させる口内保育(マウスブルーダー)という繁殖方法をしています。
プテラポゴン・カウデルニィは過去に孵化生体を飼育した経験もあり是非挑戦してみたい本種なのですが、水温変化などに敏感で長期飼育が少し難しい点があります。また見たことはありませんが4cmほどの小さい親ネオンテンジクダイから生まれてくる子供が食べられる餌の確保が心配の種ではあります。
色々心配事はありますがまずは長期飼育し子供を産むことができる環境づくりを考察していければと思います。