さかな?FRIDAY vol.78

さかなFRIDAY, ブルーコーナーマガジン, ペットショップへの卸販売, 水族館への生体販売 

毎週金曜日は「さかな?FRIDAY」と題しまして
ブルーコーナースタッフによるイチオシ生体や会社での出来事などなど様々な情報をお届けいたします。

本日は体内に猛毒を持った?カニ?をご紹介したいと思います。
人間が食べることで最悪は死に至る、死亡率の高い!猛毒ガニですよ!

 

 

 

 

 

ウモレオウギガニ(Zosimus aeneus)
甲羅の形が扇状になっていることが名前の由来となります。
一見すると磯に潜んでいそうなカニな訳なのですが…

その体内には、テトロドトキシン,サキシトキシンといった青酸カリの500~1000倍もの猛毒を持っているとされています。
☠テトロドトキシンは聞いたことのある方も多いかと思いますが、フグ毒として有名ですね!
そして☠サキシトキシンは主に貝類が体内に蓄積しているとされる猛毒です(その貝を食べるフグも蓄積しています)

 

 

 

 

今回のウモレオウギガニはインドネシアからやって来ました!
日本では沖縄や鹿児島といった南側に分布するとされていますが、和歌山でも捕獲例があるようです??
ブルーコーナーのある静岡県からも決して遠くないですし、温暖化の影響なのでしょうか?

 

 

とはいえ体内に猛毒を持っているというだけですので飼育や鑑賞には全く問題ありません♪
有毒というだけで嫌われ者になってしまうのもかわいそうですしね?

実際に甲羅の模様もカッコいいですし、他の猛毒カニ同様にハサミ脚の先端が黒色をしている点も特徴でしょうか!?
水族館でも展示されることもありますので是非間近で観察していただきたいものです。

 

ブルーコーナーではカラフルなお魚はもちろん、肉食、猛毒生物も多く取り扱っております。
お探しの生体がおりましたら是非ブルーコーナーにご連絡ください。生物収集のリクエストも大歓迎です!