皆さん、お疲れ様です。繫殖コーナー担当のタイユーです。
今回は非常に短くなりますがこちらを題材にしたいと思います。
こちらはホウセキカサゴになります。
ホウセキカサゴは西太平洋からインド洋までの沿岸部に生息するフサカサゴの仲間です。
写真の子は私が伊豆でダイビング中に撮影してもらった個体ですが、突き出た大きな口に側扁した体が特徴的な魚です。
周辺にある海藻と同じようにユラユラ揺れ、獲物が近づいてきたところを捕食します。この捕食方法は飼育下でも見せてくれます。
またもう一つの特徴として表皮が剥がれ落ちる「脱皮」を行います。同じく脱皮する魚のボロカサゴの様子がニフレルさんのHPにて紹介されていましたので、気になる方は下記リンク先にてご覧いただければと思います。
脱皮!?する魚|ニフレルをさらに詳しく|ニフレル (nifrel.jp)
観賞魚として非常に価値のある本種ですが、繫殖方法や研究について情報がありません。
ダイバーの方も単独で見つけることはあるもののペアの発見例は少なく、産卵に関する情報もありません。
入荷できる機会も稀になるためできるかどうか定かではありませんが、継続して飼育していき観察していければと思います。