繫殖コーナー#74 ケブカイセエビ編

繁殖コーナー 

皆さん、お疲れ様です。繫殖コーナー担当のタイユーです。

早速ですが本題に入りたいと思います。

 

 

こちらはケブカイセエビになります。

ケブカイセエビは伊豆半島以南の浅い岩場に生息するイセエビの仲間です。

青紫や緑色の体色と眼もとの赤褐色が特徴で、音を出す器官を使いクラック音を鳴らすことができます。

食用として流通しているものの、高級食材であるイセエビに比べると安価で売られることが多い種です。

観賞用としてはある程度の人気があり、脱皮で脱いだ殻も標本として売られるケースもあります。

食用、観賞用共に価値の高いケブカイセエビは古くから繫殖について研究させており、インターネット上でも数多く閲覧することができます。そんな中ケブカイセエビの特徴も踏まえた研究結果が上がっていましたので、気になる方は下記リンク先にてご覧いただければと思います。

イセエビ幼生飼育技術のケブカイセエビ幼生への応用|2011年度|増養殖研究所 (affrc.go.jp)

上記の研究以外にも数多くの研究成果を見ることはできますが、どれをみても一番の難所は生まれて間もないフィロソーマ幼生からプエルルス幼生の飼育だそうです。この問題に対する方法も様々ですが、まず私は今いる子達が産卵し子を産めるように環境を整えていきたいと思います。