今回の世界の海ザッピングはFacebookからの投稿。
ちょっと寂しい？残念な記事になります。
イギリスのロンドンから西へ170キロほど行ったところにあるブリストル（Bristol）という中規模の都市。そこにある動物園が閉園してしまうというニュース。
動物園の名前はその名の通りブリストル動植物園（Bristol Zoo Garden）。
今年（2022年）9月3日に閉園してしまったのですが、なんと186年の歴史に幕を閉じたとのこと。（開園したのが1836年。日本はまだ江戸時代。大塩平八郎の乱がおきたのが1837年。江戸時代が終わる大政奉還までまだ30年以上前のこと。）
そう考えると、すごい前の時代からあったという事ですね。
そして、この動物園は公共の動物園としては世界一古いもので、公営・私営を合わせても世界で5番目に古い動物園だったのとことです。
（ほんとにびっくりです。）
日本を含めて古い動物園は、植物園が併設していることが多く、この動物園もZoo Gardenと記載されている通り、植物園が併設されていました。
また、動物園の中に、水辺の生き物や水中の生き物も「動物の仲間」というカテゴリー分けをされていて、動物園の中に水族館がある感じで、展示されていました。
（例：上野動物園も開館した後、日本最初の水族館の『観魚室』というのを設置しました。）
なぜ今回このブリストル動植物園を紹介したかと言うと、以前、ブルーコーナーでも訪れたことがあったからです。
確かに建物が古かったり、展示がしにくそうという印象があったのですが、それはそれで趣があるなぁとも思ったので、寂しい気持ちもありますね。
ここで飼育されていた生き物たちは、2024年に新しくオープンするBristol Zoo（ブリストル動物園）で飼育されていくようです。
新しい動物園も楽しみですね。
＜最後に動物園・水族館に関するうんちくを。＞
世界で一番古い動物園はオーストリアのウィーン動物園で1752年設立とのこと。
また世界で一番古い水族館はエッフェル塔の下にある、フランスのパリ水族館。
1867年に設立だそうです。
日本の一番古い動物園は上野動物園。開園は1882年になります。
水族館は上野動物園の観魚室（うをのぞき）と言われていますが、「水族館」と独立で設立している現存している最も古い水族館はは魚津水族館になります。開館は1913年（大正2年）のオープンです。