世界の海ザッピング　161話

　今回の世界の海ザッピングはモントレーベイ水族館（Monterey Bay aquarium）のFacebookからの投稿です。

 

　モントレーベイ水族館のHPには全部で３つほど、ライブカメラをしていて、そのうちの一つがタカアシガニの水槽です。
モントレーベイ水族館には合計４個体ほどこの大きなサイズのタカアシガニを発送させていただきました。
タカアシガニの発送については、海水の中に入れて輸送すると何トンもの海水が必要になり、輸送する金額が100万円以上になってしまい、なかなか予算が難しくなってしまいます。
　その中で、何とか海水を少なくして、重量を少なくし、総額を出来るだけ少なくするようにしています。
あまり簡易的にしてしまうと、今度は生き物がちゃんとした状態で着かなくなる可能性があるので、その辺の兼ね合いをしっかり担保しないといけないのです。

　その中でうまく輸送することができた時は、とても嬉しい気持ちになります。
流通業をしていて、また、生き物の輸送を扱っていて一番の達成感じゃないかなと思います。
もちろん、それでお客さん(水族館さん)が喜んで、また、その水族館に来てくれたお客さんが喜んでくれると、本当に嬉しいですね。



　その水族館で、「こんな生き物がいたんだ」、とか、「図鑑でしか見たことがない生き物を実際に見れて良かった」と思ってくれれば、有難いですね。
一人でも多くの人に生き物の不思議さ・面白さが伝わればと思います。
これから、いろんな映像やVRなどどんどんテクノロジーが発達して生き物を見ることができても、実際の生き物を見ることができる水族館や動物園がそんな役割をこれからもずっと担っていってくれるといいなと思います。

 

　実は、今回の投稿で、世界の海ザッピングは終了してしまいます。
3年前の2020年5月から連載を続け、3年2か月。どれだけ読んでいただいているのか分かりませんが、ずっと読んでいただいた方には感謝しています。
これからもブルーコーナーは続いていきますので、今後ともご愛顧いただければと思います。

ありがとうございました。