鬼海星

ブルーコーナーマガジン, ペットショップへの卸販売, 水族館への生体販売 

今日は嫌われ者のイメージが強くなってしまっている
生き物をご紹介したいと思います!

 

 

 

 

オニヒトデ(Acanthaster planci)
無数の有毒性のトゲに覆われており、刺されると腫れや痛みを生じさせるといわれています。
南の海では、大発生しておりサンゴへの食害が深刻化していることでも有名です。
サンゴ保全のため、オニヒトデの駆除プロジェクトが立ち上げられているほど…

 

 

 

 

しかしながら、個人的には非常に魅力ある生き物でもあると感じています。

この荒々しい棘!!
毒があるので注意が必要ですが、怪獣のようなカッコよささえないでしょうか?

嫌われ者・厄介者のイメージが強くなってしまっていますが…
そもそもは水質汚染による海水の富栄養化や
地球温暖化の影響が大発生の原因ではないかと考えられています。

オニヒトデ自体は自然のサイクルの中で生活していただけなのに
環境が変わり、生活しやすくなった結果として嫌われ者扱いされています…
なんとも悲しい話ですね。

サンゴの保全はもとより
海や地球とも人間はしっかりと向き合う必要があることを体現しているような生き物ですね。

 

ブルーコーナーとしても生き物を通して
海の素晴らしさだけではなく、海が直面している現状や環境についても
目を向けるきっかけ作りをしていきたいと考えております。