毎週金曜日は「さかな?FRIDAY」と題しまして
ブルーコーナースタッフによるイチオシ生体や会社での出来事などなど様々な情報をお届けいたします。
今日は癒しの定番であるクラゲをご紹介します!
最近ではなかなかまとまって採集されることが少なく、レアになり始めているクラゲになります。
タコクラゲ(Mastigias papua)
タコのような見た目が名前の由来。足のように見える口腕につながる付属器の本数だってタコの足と同じ8本なんですよ!
体の中には褐虫藻といわれる藻類が共生しており、褐虫藻による光合成のエネルギーも利用しています。
青色~褐色などの色彩が見られ、体色の差は環境や褐虫藻による影響だと考えられています。
タコクラゲは日本を含む暖かい海に広く分布しており、今回のタコクラゲはフィリピンからやって来てくれました♪
しかしながらタコクラゲの採集数は年々減少傾向にあるんです…
以前は日本や海外から数百匹単位で発見されていたのが、最近では数十匹単位での入荷しかありません(入荷頻度も低め)
クラゲは遊泳能力が非常に低いため、自分の好きな環境へ移動することは非常に困難です。
あくまでも個人的な仮説ですが…
温暖化などの気候の変化により、潮の流れや天候に異変が起きているのではないかと考えてしまいます。
もしかすると環境の変化で、今まで発見されていた場所から遠いところに流れ着くようになっているのかもしれません。
もしかすると、意外な場所では大発生しているかもしれません。
生き物を通して多くのメッセージをお届けするのもブルーコーナーの大切な役目のひとつ!
クラゲを見て癒されていただきつつも、少しでも海や自然のことと向き合うきっかけになれば大変うれしいです。
最近ではクラゲ飼育専用水槽もメーカーさんからも販売されており、身近になり始めているクラゲ♪
ブルーコーナーでは特にクラゲの収集に力を入れており、世界中のクラゲを収集しております。
クラゲをお探しの際には是非ブルーコーナーにお気軽にお問い合わせください。