繁殖コーナー #3 カゴカキダイ編

ブルーコーナーマガジン, ペットショップへの卸販売, 水族館への生体販売 

皆さん、おはようございます!繁殖情報タイムズ担当のタイユーです!

本日で5月も終わり、2020年も折り返しに来てしまいました。

残り半年も元気にお届けできるよう頑張りたいと思います!

 

さて、今回の主役はこちら!

 

 

こちらはカゴカキダイの稚魚です!

ちなみに大人になったカゴカキダイがこちらになります。

…写真がわかりづらく申し訳ございません

特徴としては黄色い体に5本の黒い縦帯があることです。

稚魚の時は磯や潮だまりで生息しています。

なので磯遊びをやられる際には、探してみると面白いかと思います。

大人になると水深数~20mの岩礁域で群れで暮らすようになります。

磯釣りをされる方にとっては餌をよくとられるため

邪魔者扱いする方が多いようですが、実は非常に美味な魚で

刺身でも焼き魚もいける魚となっています。

市場ではなかなかでないので、機会があれば食べてみたいものです。

また観賞魚としての需要も高く、水族館ではもちろんのこと

小さい個体はカーリー(セイタカイソギンチャク)を食べてくれる

とのことで、ペットショップでも人気はあります。

 

そんなカゴカキダイ、水族館など水槽内での繁殖には成功していますが

水産業者が大量生産しているところはありません。

まだまだ安定して大量生産する技術がないこともあるのですが、

体の色から観賞魚のイメージが強く、食用として繁殖させるといった

研究があまりされていないことも関係しているように思えます。

昨今あらゆる食用魚が減っている時代において、頑丈で飼育しやすく

食としても観賞魚としても価値のあるカゴカキダイは

将来活躍する魚かもしれませんね。