こんにちは。今日は細菌のお話しをしようかなと思います。
題して『細菌小話Vol.1』です!!
また、何回かに分けてお話しできればと、、、
皆さん、細菌についてどのくらいご存知でしょうか?
細菌は全世界で数百万種いると言われています。(ほわっとした曖昧な数字でごめんなさい。)
大きさはおよそ1μmです。
「どのくらいの大きさだ?」と思った方、定規をご覧ください。
定規にある0~1mmを1000等分したうちの”1″です。目に見えないわけですね、、、
ちなみに人や魚の細胞は6μm~25μmなので、細菌の方が小さいです。
仮に、、、
大きさ8μmの赤血球を直径8cm、大きさ1μmの細菌を直径1cmとすると
弊社にいる大きさ5cmのカラージェリーは50000cm(=500m)となります。
驚きの大きさですね!!
そんな小さな細菌ですが、大きく2つのグループに分けられます。
“グラム陽性菌”と”グラム陰性菌”です。
聞き覚えのある方もいらっしゃるかと思います。
グラム染色と呼ばれる細胞を色素によって染色する方法で、
青紫色に染まるものを”グラム陽性菌”
赤色に染まるものを”グラム陰性菌”
と分けることができます。
この2つは生物学的に大きく違い、グラム染色は細菌を分類するための重要な方法なのです!!
(グラム染色は、デンマークの細菌学者ハンス・グラムさんにより考案されました。)
例えば、、
淡水・海水魚の養殖業界で有名なレンサ球菌症を引き起こす細菌はグラム陽性菌
観賞魚業界で有名なビブリオ症を引き起こす細菌はグラム陰性菌
に分類されます。
観賞魚を飼育されている方は、ビブリオ症は聞いたことがあるのではないでしょうか?
次回以降は、この辺りをもう少し詳しくご説明できればと思います!!