繁殖コーナー #4 ポットベリーシーホース編

ブルーコーナーマガジン, ペットショップへの卸販売, 水族館への生体販売 

皆さん、お疲れ様です。繁殖情報タイムズ担当のタイユーです!

今月から一般の方向けに小売りがスタートし、第一週目を担当させていただきました!

まだ始まったばかりで認知している方も少ないですが、これからよろしくお願いします!

 

さて、本日の主役はこちら!

 

ポットベリーシーホースの卵です!

ポットベリーシーホースは南オーストラリアやニュージーランド岩礁域や藻場に生息しており、

タツノオトシゴの中では大型になるため、別名「ビックベリーシーホース」とも呼ばれている。

体色は茶色や黄色、灰色、白色、オレンジ色、またこれらが混ざったまだら模様の個体も見られる。

繁殖は春から夏に行われる。タツノオトシゴの仲間はオスがメスから卵を預かり、

オスの育児嚢という袋の中で赤ちゃんになるまで世話をする。

ポットベリーは食用としては利用されないが、観賞用として価値が高いです。

国内では伊勢シーパラダイスさんにてふれあいコーナーがあり、繁殖実績もあります。

 

本来はオスが受け止めるべき卵ですが、何が起こったのか水槽内に落ちていました。

物凄く寂し気に見つめていたので、「ひょっとして受精卵なのでは?」と期待し水通しの良い場所で管理しました。

しかしよくよく調べてみると、「タツノオトシゴはオスが育児嚢に卵を受け取ったタイミングで受精する」という

情報があり、2日ほど経つと白く濁って虫が湧いてしまいました…( ;∀;)

まだまだ繁殖シーズン中になりますので、何が卵の受け渡しの失敗につながったのか、

もっといい方法がないか模索していければとおもいます。