ご挨拶

ブルーコーナーの始まり

有限会社ブルーコーナー代表取締役社長 石垣幸二
有限会社ブルーコーナー
代表取締役社長 石垣幸二
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子供の頃に見た宝箱のような海が忘れられなくて、
何かを極める人々の輝きに魅了されて、脱サラをしたのが2000年3月。
家族もいるのに一人で突っ走り、もらい物の中古の水槽と小さなプレハブ。
それが、ブルーコーナーの始まりでした。

夢だけは大きく、ただ、その度に現実の壁に突き当たり、経営はすぐにどん底。
笑顔で支え続けてくれる家族のためにも…そんな思いが私の頭の中をグルグルと駆け巡り、いつしか、当初の志が薄れていきました…。
子供の貯金までおろして掴んだ、最後のチャンス、モナコでの世界水族館会議…。
私は必死でした。

その時の私は、夢ではなく、海ではなく、お金を追いかける男になっていました。

石垣幸二 石垣幸二 ブルーコーナーの始まり

世界一のサプライヤーになる

国際水族館会議

経営に行き詰まっていた私は、「後がない…」そんな背水の陣のような心で国際水族館会議に参加しました。この会議で売り上げ(お金)を掴んで帰る…そんな思いで必死であったように記憶しています。
そこに、水族館の生体納入業者(サプライヤー)のレジェンド、フォレスト・ヤング氏が登壇しました。驚いたことに、大事なカスタマーを前に、フォレスト氏の口からは、サメの輸送・飼育の失敗例が次々と発表されました。
(この人バカなんじゃないか?この先どの水族館もそのサメを買わなくなるじゃないか)

その時の私は、フォレスト氏の心の内を全く理解できませんでした。
発表が終わったフォレスト氏に近づいていき、「大変立派な発表でした。ただ、なぜあえてこの場で発表をされたのですか?」と質問しました。

彼はたった一言「君はこの仕事を何年続けていくつもりだね?」

私はその時、思い切り頭を殴られたような衝撃を受けました。
呆然と立ち尽くす私の頭の中に起業した時の思いが蘇ってきました。
(そうだ、私が追い求めてきたのはお金じゃない、誰よりも信頼できるサプライヤーになることだったじゃないか…)

君はこの仕事を何年続けていくつもりだね?
世界一のサプライヤーになる

その時心に決めたのです「世界一のサプライヤーになる」

これからどんなに苦難が待ち受けていようとも、どんな事があろうとも、世界で最も信頼されるサプライヤーになることを、それだけはぶれない事を心に強く誓ったのです。

海の手配師として

「世界一のサプライヤーになる」と誓った私ではありましたが、それからも、決して順風満帆であったわけではありません。
国内外、必要とされる場所には無我夢中で駆けずり回りました。
何よりも「信頼」を第一とし、時には大損をすることもありました。
でも、私の中にある誓いはぶれる事はありませんでした。それが誇りでした。
そんな私の姿を、あるテレビ番組が「海の手配師」として取り上げて下さいました。
その後、メディアにも複数回取り上げて頂く事により、思いがけない事に、世間の方々にも
このサプライヤーという職業を広く知って頂けるようになったのです。

海の手配師として 海の手配師として 海の手配師として

深海水族館での経験から得たもの

2011年12月~2018年3月の間、思いがけない事に、沼津港深海水族館の館長に就任し、水族館の立ち上げから運営管理を経験させてもらいました。
未知の領域である、深海生物の飼育・展示への挑戦から得たものも大きかったわけですが、
それまでカスタマーであった水族館に身を置くことによって、サプライヤーとの理想の関係性や重要性についても考えるいい機会となりました。

水族館はカスタマーではない、パートナーだ。それを絶対に忘れるな。

「水族館はカスタマーではない、パートナーだ。それを絶対に忘れるな。」
フォレスト氏の言葉は、私の心に再び火をつけてくれました。
同館との契約は終えましたが、これからやるべきことが見えてきました。

これからの水族館を考える

近年、欧米で開かれている水族館会議には定期的に出席しています。
その中で話される中心的なテーマは決まって
「Sustainability(持続可能性)」「Conservation(種の保全)」「Education(教育)」です。
これからの水族館に求められる重要な3つのキーワードをベースに会議は進行します。
私共も、この流れを受け、社内に研究室を設置し、北里大学と共同で展示用生物の繁殖研究に乗り出しました。また、今まで培ってきた国内外のネットワークを駆使し、グローバルな繁殖情報ネットワークを構築するよう、当社がその役割を果たすべく活動を開始しました。
その活動の一環として、最新型の活魚トラックを配置し、大切に育てられた繊細な稚魚でも安全に運べるように準備しました。

単なる生体納入業者から水族館の大切なパートナーへ舵を切り始めました。

これからの水族館を考える これからの水族館を考える これからの水族館を考える

強力なチーム作りに向けて

これからの理想的な水族館作りに最も大切なこと、それは「チーム作り」に他なりません。
世界水族館会議でのジョアオ館長の発表で「水族館で一番飼育の難しい生きものは何だと思いますか?」という問いかけに対する答えは衝撃的なものでした。

その答えは「人間です」だったのです。

世界各国から集まった水族館関係者はすぐにその意味を理解しました。
どれだけ素晴らしい飼育技術を持っていても、最高峰の飼育設備を備えていても、生きものを飼育・展示するスタッフたち(チーム)の考えがバラバラでまとまりがなければ、いい展示どころか、生きものを死なせてしまうことになるのです。
これは水族館内の話だけに留まりません。飼育・展示に至るまでに協力してくれる漁師、漁協、サプライヤー、運送関係者に至るまで、共通認識と目的のもとに一つにまとまることが大事なのです。
私たちは、「世界最強のチーム作り」を目指していきます。

強力なチーム作りに向けて 強力なチーム作りに向けて 強力なチーム作りに向けて 強力なチーム作りに向けて 強力なチーム作りに向けて 強力なチーム作りに向けて 強力なチーム作りに向けて 強力なチーム作りに向けて 強力なチーム作りに向けて