ウィークリー水族館ウォッチ 第8話

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【松毬魚】魚津水族館

魚津水族館は富山県にある唯一の水族館です。

富山県は北アルプスから始まり,渓流を下って日本海の深海までと,ごくわずかな距離に自然の全てが詰まった特異な地形をしています。

魚だけでなく爬虫類,両生類,昆虫など幅広い生体を飼育展示されており,富山の自然を近くに感じ取ることのできる水族館です。

 

そんな魚津水族館のホームページを見ていたら「タヌキの展示を始めました。」の文字が目につきました。

気になってポチっとしたらその正体はタヌキメバルでした!(やっぱり魚かい!)

いろんな生体展示をされているのでもしかして~。ひょっとして~。と思ったのですが魚でした。

 

水族館のホームページには丸々としたタヌキメバル達の写真が載っています。

また,海にはタヌキの他にキツネ(メバル)もおり,その違いについても解説板が設置してあるとのことです。

魚津水族館様は(僕の大好きな)マツカサウオの発光を世界で初めて発見した水族館なのです。

マツカサウオも発光する・してるって知ってました?!?!

今から100年以上前の大正2年に初代水族館が開館し,翌年大正3年の暴風雨の際に停電したことがきっかけで発見に至ったようです。

僕も発光を見たことがありますが部屋が本当に真っ暗になり,目がそれに慣れないとわからないレベルの発光です。

時代が時代だけに条件が揃っていますが,今だと非常用電源に切り替わったりずっと真っ暗になるシチュエーションは生まれないと思います。

この時に発見されることがなければずーっと発見されないままだったかもしれません。

なかなか水族館で真っ暗な環境で展示をされている園館様はいないので発光を目にする機会は少ないかと思いますが,発見した時のことを考えるとなかなか震える案件ですね。

富山県へ行かれた際には水族館の歴史に触れながら是非タヌキとキツネにも会いに行ってみてください。

※キツネメバルは生体展示ではない可能性があります。

 

追伸:先日投稿させていただきました仙台うみの杜水族館様で飼育・展示中のヨシキリザメですが本日(6/25)時点で飼育日数700日を超えて飼育記録を更新中です!!