皆さん、お疲れ様です。繁殖コーナー担当のタイユーです!
10月に入り今年も残り3か月となりました。お知らせにもありましたが、
夏に開催しました「真夏の深海教室」をオンライン限定で開催することになりました!
気になる方は(お知らせ)からご確認お願い致します<(_ _)>
さて、今回の主役はこちら!
こちらはサカサクラゲの幼生です!
サカサクラゲはその名の通り、常に傘を下に向けて生活しております。
幼生だと小さく見づらいですが、大きくなると非常にわかりやすいです。
常に下を向き水槽の壁面などにくっついているサカサクラゲですが、これは触手部分に多く共生している
褐虫藻(かっちゅうそう)という植物プランクトンに効率よく光合成をさせるためと考えられています。
この光合成の時間が長いほどクラゲは茶色になり、短ければ白色や水色になると言われています。
毒はあまり強くないため、水族館の展示生物としてはもちろんペットとしての人気も高いです。
そんなサカサクラゲですが、繁殖の方法は以前紹介したミズクラゲと同様ポリプから増えます。
このイソギンチャクのような物の先端が成長し、クラゲの幼生が分離します。
このように繁殖するクラゲは水族館やショップ店内で増やしている場所が多く、
そのなかでもサカサクラゲは非常にやりやすいクラゲだと言われています。
皆さんも繁殖に挑戦してみたいという方がいらっしゃいましたら、
お気軽にお問い合わせいただければと思います。